脳神経外科は、脳・脊髄・神経を専門に診断/治療する診療科です。脳卒中などの脳血管障害、頭部外傷、脳腫瘍などの診察・手術を行います。
脳の病気はとても大変な事態になった時に受診する印象がありますが、実際には、とても日常的な症状に気づくことがが診察のきっかけとなります。例えば頭痛、めまい、吐き気、転んで頭をぶつけてしまった、なんだが喋りづらい、家族が話していることが聞き取りづらいなど、日常のなかで起こりうることです。
目に見える出血がないと大事ではないと思ってしまうかもしれませんが、脳内の傷が原因であとから症状が出たり、時には命に関わることもありえます。
脳疾患は発症すると3人に2人の今までの生活を奪う可能性の高い病気です。
脳梗塞や脳卒中に代表される脳の病気の発症数は2020年度では約30万人、それは日本人の病気の第4番目になります。
そして、脳疾患を発症した人の約3人に一人が死亡、約3人に一人に障害が残るなど、発症すると約3人に2人の今までの日常生活が奪われてしまう可能性があります。
こんな症状はありませんか?
脳の症状は様々で、脳からの症状であっても最初は脳の病気だとは思われず、他の科を受診されることもたくさんあります。
うつ気味や性格の変化で精神科へ、目が見えにくくなり眼科へ、耳鳴り、難聴があり耳鼻科へ、下顎部が痛く虫歯と思い歯科へ、生理がなくなり不妊などで婦人科へなどです。
これらの症状の中には脳の病気が原因のことがあるのですが、最初は脳神経に病気があるとは気づかれないこともしばしばあります。他の臓器の神経支配をもしている脳は、その障害された部位の支配器官に特徴的な症状も出します。
突然の発症?、いいえ、原因の多くは日常生活の積み重ねです!
脳疾患の多くは脳に血液を送る動脈が詰まったり、また破れて出血することが原因になり、突然発症するケースがそのほとんどです。
しかし、実は原因は高血圧や高脂肪症、高コレステロール、糖尿病など長年の生活習慣の乱れなどに起因する事も多く、進行していても発症までは無症状であることが多いのです。
また、心房細動などの循環器の病気も大きな原因のひとつとなります。
ご家族や親族の方で脳疾患になられた方がいらっしゃる場合も要注意です。
発症前!早期発見と早期予防が脳疾患のリスクを下げる事ができます!
高い確率で死亡や障害につながる可能性が高い脳の疾患ですが、発症前の検査による早期発見や生活習慣の見直しを含めた早期の予防・治療で発症のリスクを軽減できる可能性が高いのです。
是非、お気軽に一度、ご相談ください。
担当医
秋葉洋一(秋葉病院院長)
日本脳神経外科学会専門医 日本脳卒中学会専門医
1965年生まれ、90年東京慈恵会医科大学卒業後、国立第二病院脳神経外科研修。
92年東京慈恵会医科大学脳神経外科入局。
97年よりカリフォルニア大学ロスアンジェルス校留学。
98年より東京慈恵会医科大学青戸病院、同柏病院を経て、2001年秋葉病院副院長に就任
2014年4月、秋葉病院院長に就任
現在に至る。
高橋浩一(山王病院 脳神経外科 部長)
日本脳神経外科学会専門医・評議員
日本プロボクシングコミッションドクター
日本脳脊髄圧減少研究会世話人
日本小児神経外科学会会員
診療スケジュール
月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 |
第1・2・4・5土曜 |
第5土曜 |
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午前 | 小島 | 秋葉(洋) | 高橋 | 森 | 秋葉(洋) |
脊髄・脊椎:1・4 長島 2 山名 脳外科:2・3・4 秋葉(洋) |
脊髄・脊椎 長島 |
午後 | 小島 | 高橋 | 森 |
土曜日は担当医師が交代する可能性があります。 電話でご確認ください。 |
受付時間:午前8:30〜11:30 午後:1:30〜4:30
※学会・緊急手術等により休診になる場合もあります。