2023年7月から、5日/週に診療体制を充実させました。
具体的な病気はわからないけど、体調不良が続いている時はお気軽にご相談ください。
内科の中で、特に心臓疾患は現在の日本人の死亡原因の第2位であり、同じく第4位の脳の疾患の引き金となってしまう可能性があるため、日常からのケアがとても大切になります。
一般内科
手術ではない方法での治療・検診などの、病気の予防や健康相談などにお気軽にご来院ください。風邪、発熱、めまい、頭痛、腹痛、下痢など、一般的なよくある症状や疾患にまず対処する診療科です。具体的な病気はわからないけれど、体調不良が続いているときにはまず内科を受診してみましょう。
担当医
中澤 靖
東京慈恵医科大学附属病院 感染症科
富永 経一郎
自治医科大学附属さいたま医療センター 救急科
循環器内科
心臓関連の疾患は現在日本人の死亡原因の第2位
循環器内科では、心臓の病気や大動脈および末梢血管の病気を扱います。 主に狭心症、心筋梗塞、不整脈、心臓弁膜症、心筋症、心不全や、大動脈、肺動脈、末梢動脈などの血管に関わる疾患が対象となります。
心臓の疾患は放っておくととても重篤で危険な状態を引き起こす可能性があるだけではなく、3人に2人の日常生活を奪ってしまう可能性がある脳疾患の引き金となる可能性もあるので、日常からのケアが必要不可欠です。
どんな症状がサインとなるのでしょうか?
胸痛、息切れ、呼吸困難、動悸、むくみ、失神発作、めまい、背中の痛みなどの自覚症状がある場合、また健診で異常を指摘された方は受診をお勧めします。
これらの症状のほとんどが、ともすれば日常的に見過ごされてしまう症状ですが、時には心臓だけではなく、重篤な疾病につながる可能性もあります。
生活習慣病の改善は心臓病予防の第一歩
循環器疾患は、喫煙、食事、運動、飲酒、肥満などの生活習慣との関連が深いので、薬物による治療だけでなく、生活習慣改善の指導がとても大切です。
糖尿病、高血圧、高脂血症、肥満、高尿酸血症などは、循環器系疾患を合併することが多いので、循環器疾患、とくに狭心症・心筋梗塞に注意ください。
循環器の主要な疾病
虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)
心臓は血液を24時間休むことなく全身に送り続けています。しかし、で心臓自体も他の臓器と同様に血液がなければ働く事が出来ないため、心臓の筋肉(心筋)を栄養する冠(状)動脈という血管があります。この冠状動脈の狭窄や閉塞によって引き起こされる病気を「虚血性心疾患」と言います。
不整脈
心臓は普通の状態では血液を送り出すポンプとして、規則正しく動いていますが、これは心臓の中で作り出される命令(電気活動)が心臓全体に伝わることで成り立っています。この命令が何らかの原因で乱れ、脈が遅すぎる、脈が速すぎる、脈が飛ぶまたは乱れるといった症状を起こした場合を、不整脈と言います。
不整脈があるからといって、必ずしも治療が必要とは限りませんが、各種検査・診断・治療が重要です。
脳卒中や心不全の大きな原因となる心房細動
不整脈の中でも、特に心房細動は、動悸などの自覚症状で困るだけでなく、脳梗塞や心不全を引き起こし、生命を脅かす危険性のある不整脈です。腎機能や認知症を悪化させることも分かっています。
このため脳卒中・循環器病対策基本法には、心房細動についての知識を普及させる重要性が明記されています。
心房細動で大切なのは、発症を予防すること、早期に診断すること、適切に治療を行うこと、の3つが必要になってきます。
※公益社団法人日本脳卒中協会ホームページより
http://www.jsa-web.org/medicine/794.html
弁膜症
心臓は全身に血液を循環させるポンプの役割を果たしており、右心房、右心室、左心房、左心室の4つの部屋があります。
血液を一方向に効率よく循環させるため、左右の心室の入り口と出口には逆流を防止するための“弁”が4つあります。これらの弁に加齢や病気が原因で機能不全を起こした状態の総称が「心臓弁膜症」です。
心臓弁膜症には大きく2つのタイプがあり、
「狭窄症」:弁の開きが悪くなって血液の循環が妨げられる状態
「逆流症」:弁の閉じが不完全となって血液が逆流してしまう状態
心臓弁膜症は自覚症状がないまま進行することもあり、放っておくと心不全につながり、生命を縮める可能性があります。
心不全
心不全とは、心臓の機能が弱まり、十分なポンプとしての役割を果たせなくなる状態のことをいいます。日本では、寿命がのびて高齢者が増えるにつれて、心臓病が増加傾向にあります。
前述のような様々な心臓疾患は心不全の原因となり得ます。一旦、心不全を発症すると悪化を繰り返し、生命の危機に陥ることもあり、心不全の悪化を予防することがとても重要です。
閉塞性動脈硬化症
動脈硬化とは血管の壁にコレステロールなどの脂質が沈着し、血管の内腔が徐々に狭くなり、詰まってしまう状態です。動脈硬化は全身の動脈に生じますが、腹部大動脈を含めた四肢への動脈(特に下肢動脈)に起こるものを、閉塞性動脈硬化症と称しています。
近年、日本でも食生活、生活様式の欧米化、糖尿病・透析患者の増加、平均寿命の延長による高齢化などにより、閉塞性動脈硬化症を発症する方が増加してきています。
しびれや冷感、安静時や一定距離を歩くと太ももやふくらはぎに痛みを感じるようなことが長く続いているようであれば、まず受診されることをお勧めします。
担当医
鈴木和彦
東京慈恵会医科大学卒業後、同大学心臓外科学教室に入局。
埼玉県立小児医療センター心臓血管外科。
医療法院健仁会益子病院循環器内科などを経て、2023年7月より現職。
日本循環器学会循環器専門医。医学博士。
診療スケジュール
月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | 第1・3土曜日 | 第2・4・5土曜日 | |
午前 |
鈴木 (一般・循環器) |
中澤(靖)/ 鈴木(循環器) |
小室 |
中澤(靖)/ 冨永 |
鈴木(第4) (一般・循環器) |
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午後 |
鈴木 (一般・循環器) |
鈴木 (一般・循環器) |
中澤(靖) | 小室 |
鈴木(循環器)/ 冨永 |